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PK

ラージクマール・ヒラーニ監督

数年前に日本でも話題になった「きっとうまくいく」
凄まじい展開に先が読めずインド映画の底知れ無さを感じたものだが
今回の「PK」こちらは更に凄まじい。

なんと、SFものなのだ。
インド映画でSFなんて一番結びつかないものだが
その異星人という設定をうまく使って
世の中というより永遠のテーマ
についてコメディでありながら鋭く突いていく。

ちなみにタイトルのPKとはヒンドゥー語で「まぬけ」というような意味合いらしい。
字幕でしか認識できないのでもっと違う意味合いかもしれないが。。

主役の異星人は人間から見たらちょっと変わっている、或いは度を超して見えるからか
劇中そういう呼ばれ方をしている。

そしてヒロインのジャガト・ジャナーニー(アヌシュカー・シャルマー)は
インド人にしては珍しくショート女性だ。
テレビ局でキャスターをしているいわゆるバリキャリで裕福な階級なのだが
このショートヘアが凄く似合っていて先日鑑賞した「BANG BANG!」のヒロインと
同じくらい気に入った。

インドという宗教国家で宗教に対しての疑問と鋭い指摘
これが許されるなら思ったより過激な国ではないようだ。

PKの純粋な疑問「神の元には間違い電話ばかり来て混線状態だ」
「神が親ならこんな意味の解らないことはさせない」
確かにそうだ。
宗教のちょっとどうかと思うところはそこである。

なぜか、お供え、お布施という名目で金銭が必要になる。
しかし、それで良い方に行くかというとわからない。
結局は本人の行いに委ねられる。

そう考えると、神様、宗教、信仰とは何だろうと
哲学的な思想になってくるが。。

PKは総じて世界中の疑問をぶつけてくれた。
ちなみにPKは2014年のインドで1位とのこと。
この世界は宗教が元で戦争が起こることがしばしばあるので
この機会に色々考えたくなってしまった




パレードへようこそ (原題:PRIDE)

マシュー・ワーカス監督

英国1970~1980年代といえば有名なのは炭鉱のスト
いくつかそれを題材にしている作品はあるが
こちらはまた切り口が異なるようだ。

今でこそ、目立った差別はナンセンスとされる
同性愛者。
ゲイ、レズビアン
彼らが炭鉱で働く人々をサポートしようと
「GLSM」を結成して募金を集める。
しかし、まだまだ世間の目は冷たく拒否されてしまう
そんな中、偶然が重なりウェールズの炭鉱町に協力できる機会が
訪れる。

これは原題のPRIDEのまま行くべきだったと思う。
パレードへようこそというタイトルにしてしまうと日本人としては
ピンと来ないと思うのだが。。

しかし、作品としてはとても素晴らしい。
これは実話に基づくストーリーとのことで
こんなことが当時の英国で起きたとは
やはり、日本ももう少しハングリー精神で行かないとダメだな
と感じる。

「GLSM」代表格のマーク、紅一点のステフ、ゲイカップルのゲシン&ジョナサン
そして、両親に黙って参加したジョーそれぞれ個性溢れる良いキャラクターだ。

ウェールズサイドも初めは良く思わないがだんだん打ち解けるという
お約束な展開もキャッチ-な音楽と共に展開されてゆく。

終盤彼らを良く思わない人物にリークされたり、マークのエイズを暗喩させる
描写があったりと飽きさせない展開が起きてゆく。
LGBT作品を見ると思うのだが、やはり彼らも恋愛対象が同性ということ以外は
あまり関係ないなあと思う。
そして、炭鉱夫とその家族が助けを求めている
自分たちも何かしようと立ち上がり、メリット等を求めず行動する彼らの姿に
心打たれた。

ラストのパレードのシーンでマークが担がれてバックにビッグベンなど
青空のロンドンを象徴する建物が映し出される。
炭鉱についてはサッチャー政権の勝利に終わってしまったが
それでも、新しい時代はやってきて今に至る。
今は同性愛結婚も国や州によっては許されている。
何か変えたいなら行動をしないと何も始まらない。
当たり前のことだが成し遂げるのは困難である。
当時マイノリティーの彼らが行ったことは
本当に立派だったし、後世に伝えていくべきだ。

良い作品だった。





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