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シン・ゴジラ

庵野秀明 総監督・脚本その他
樋口真嗣 監督・特技監督

昭和29年にゴジラは誕生した。
戦後間もなく混沌とした世の中に「まだ忘れるな」と言わんばかりの
巨大な生物が現れて東京を火の海にする。
正に当時、数年前に起きた戦争そのものじゃないか。

それから他の怪獣が現れVS○○という流れになったり
ハリウッドリメイク版が数本作られるなど世界で愛されるゴジラが
2016年にあの庵野秀明と樋口真嗣により新作が上映されるとのことで
エヴァンゲリオン 1997年劇場版 Air/まごころを君に
進撃の巨人 全編/後編
の悪夢再びか?と思った人々は数えきれなかっただろう。。

しかし、蓋を明けるとつっこみ所はあるものの素晴らしい作品となっていた。
まず、2011年の3.11を経験した日本には特に心に訴えるものがあったのではないだろうか。
自分も東京ながらあの恐怖と混乱を体験したのは初めてだった。

色々なところで言われているが、今の日本だからこそこの作品が様々な形で心に刻まれ
フィクションなのにリアリティがあり、更にゴジラを自然災害と結びつけて
将来来るであろう直下型大地震のシュミレーションとも取れる。

やはり、政府はあのような無意味な会議を繰り広げ対応が的確で無くなるのだろうか?
是非、この作品を観て考えてほしいところだ。

そして、今作は歴代最大のゴジラ(118.5メートル)だそうだ。
オリジナルと異なるのは紫に発光することだ。
更に今回は数形態の進化を遂げて118.5メートルの歴代最大のゴジラとなる。
ゴジラが上陸した際、とても気持ちの悪い深海生物の状態で大田区を這う。
ゴジラにさほど明るくない自分は状況を掴めず「あれは・・?ゴジラの敵?」となってしまった。
余談だがエヴァンゲリオンに出てくる使徒に似ているなあと感じた。
実写だと物凄く気持ち悪いんだなあと呑気なことを思った。

その後、息をつく暇もないほどの会話や字幕の情報量とゴジラが変化を遂げて東京や鎌倉周辺を
破壊していく様に恐怖以上に絶望感を感じることになった。

今回の早口で専門用語だらけのセリフを言い切った役者の努力や
庵野総監督の「とにかく面白いものをつくりたい」という気持ちがこれまでの
どの作品より伝わった気がした。

戦後71年経つが、不安な要素が多い今だからこそこのゴジラなのだろう。

カメラワークには彼が愛する岡本喜八監督が見え隠れした。

書きたいことが多すぎてまとまらないが「シン・ゴジラ」は大きなスクリーンで是非見てほしい。

劇中の言葉を使うと

私は好きにする。
君たちも好きにしてくれ。





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