君の名は 「英題:Your Name」

新海誠監督

自分は新海誠が非常に苦手である
あの女々しい男のモノローグ
いつまでも相手の女性が同じように自分を想っているという幻想
美しいけれど、なんか鼻につくような街並みや星空

どうも苦手だ・・・・
ついCMの入れ替わりとかそういう要素で今回は大丈夫な気がすると見てしまった。

まあ、今までの作品よりは好きになれたが。。。

今回は商業向きにシフトチェンジしたとかでいつもよりモノローグは少な目
キャラクター達もいつもより明るい
何より三つ葉可愛い。。奥寺先輩素敵すぎる。。
という魅力もあり、ただの入れ替わりでなく色々絡んでいるという壮大さも。

それを以てしても、もはや好みの問題なのだが・・・
三つ葉も瀧も父子家庭のようだがそこらへん関係あるの?とか
あの父親をどうやって説得したの?父親とうまくいってないくだり必要あった?
とか野暮と言われそうな面が気になってしまい・・

まあ、ラストが綺麗に終わったんで良かったんだと思うけど
うん、311に関してのif的な話もあるのかなとか思うけど・・・

途中までは凄い好みだったけど飛騨のあの街が・・の辺りから
むしろ、そんな凄いニュースってまだ3年くらいしか経過してないし
311並に記憶に残るはずとか・・

まあ、、自分が揚げ足取りで嫌な奴ってことで。。



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SCOOP!

大根仁監督

「モテキ」「バクマン」
今回はうらぶれた中年パパラッチが主役の
「SCOOP!」を世に出した大根仁。

彼の作品はどれも音楽を上手く使うなあという印象で
「モテキ」映画版に関しては長澤まさみの魅力を全面に押し出し
誰もが彼女の虜になったであろう。

「バクマン」では高校生漫画家の2人が主役の21世紀版「まんが道」だった。
原作が少年ジャンプの看板作品だったこともあり期待半分だった鑑賞者に
期待通りのエンタメ感溢れる作品を提供してくれた。

今回のSCOOPはというと芸能人や政界のスキャンダルを中心に
福山雅治演じる都城静と二階堂ふみ演じる行川野火の凸凹コンビが
織りなす下世話アクションといった感じだろうか。

タイトルが出る直前からの四ツ打ちのBGMでテンションが上がり
静(パパラッチ)の気持ちとシンクロ出来るようになっている。
冒頭から品が無いのだがこの時点でこの作品の方向性が解って
逆に入りやすかった。
リリーフランキー演じるチャラ源といういかにもなヤク中キャラがキーになるのだが
本当にそうなんじゃないの?というような演技に思えないほどの怪演だった。
滝藤健一演じる静の後輩の馬場がまた笑わせて泣かせる名演技だった。
静の元奥さんの貞子は吉田羊が演じたが、彼女をテレビや映画で見ない日がほぼ無い・・・
文句なくいい女だった。

芸能人のプライベートということで正に下世話のオンパレードなのだが
役者のアクションもかなり大げさだ。
そのため、野火が静に惹かれていくのもわかりやすく描かれていて
結構普通の展開になるんだなあと思った矢先に
事態が不穏な方向に進んで行きそこからも緊張感が持続した。

この作品もエンタメ性に富んでおり観た後も
伏線は見え隠れしたけれど面白かったなあ
と素直に思えるものだった。

今回、元ネタとなるテレビ映画(原田眞人監督:「盗撮1/250秒」)があるらしいが
そちらも観てみたい。

大根版の「盗撮1/250秒」こと「SCOOP」自分は大変楽しめたし
下世話な雰囲気が嫌いじゃない人には是非見てもらいたい。






溺れるナイフ

山戸結希監督
ジョージ朝倉原作

「あの娘が海辺で踊ってる」「おとぎ話みたい」の山戸結希が
ジョージ朝倉の「溺れるナイフ」を実写化する

この事実だけでずっと楽しみにしていた。

結果を先に述べてしまうと
期待外れだった。

監督のこだわりだとは重々承知だが
音楽が作品に合っていない上に休む暇なく流れてる感じが
少し疲れてしまった。


やはり、あの長い巻数を2時間以内でまとめるには無理があったということか・・・

山戸監督の良さがあまり良い方に作用されなかった感が残る。

もちろん、どのシーンを見ても美しく、小松、菅田の演技も申し分無い。

特に菅田のコウはそのままで作中神聖視されるのも納得がいく。

椿のシーンでは美しいしヒロインの夏芽がコウを追う視線とそれを追う大友
という構図に全て奪われた。

白上石萌音演じるカナの垢抜けない中学生時代から原作の通り垢抜ける様は
本当に美しく、目を見張った。
この子のカナの掘り下げをもう少ししたらまた違った面白さは出たであろう。

おそらく低予算の撮影だとしてもあれだけのキャストを使えて
自然が美しく申し分ないメジャーデビュー作となったのだが
自分が欲張りすぎなのだろうか。

監督の中~長編作品では必ず踊りが出てくるのだが
溺れるナイフでも漏れなくコウの火祭り踊りが出てきて圧巻された。

でも、「あの娘が~」や「おとぎ話みたい」のようにもう一度観たいと強くは感じなかった。

次回はオリジナル作品を撮ってほしい。


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